基本が大事

テニスの錦織圭選手の活躍がメディアを賑わせています。
スポーツに詳しくない私でも、彼の名前は以前から耳にしていました。

5歳からテニスを始め、英才教育を受けて来られたそうですが、相性のいいコーチにも恵まれたそうですね。

ジュニア時代のコーチがおっしゃっていましたが、彼はみんながイヤがるような基本の練習を、ただひたすら黙々とこなしていたそうです。
そして、現在もその姿勢は変わらないと、今の彼を知るコーチの一人が語っておられました。

これまでどのような過酷な練習を重ねてこられたのか、凡人の私には想像さえつきませんが、上を目指して登っていく過程でつい見失いがちな足元のことを、変わらず大事にし続ける人だけが、頂上に到達できるのかもしれません。

 

ピアノも同じですね。個人的には、芸術は他人との競争の道具ではないと思っていますが、スポーツと共通する「自分との戦い」は常に意識しています。
過去の自分を越えて前に進んでいくには、感性を磨いていくことと同時に、基本を疎かにしないことを忘れずにいなければなりません。

 

ともすれば退屈になりがちな基本練習ですが、うまく工夫をこらして(これが一番難しい>_<)、上手に付き合っていきたいですね。